大回りと小回りは別物、踵(かかと)を強く踏め!
2014-02-23 09:18:380 Comments
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先日の定休日に戸隠で
今シーズン初の正式な講習でカルチャーショック
を受けて来ました。
あとで分かった事ですが、講師は
スキー技術選手権に10回出場の
現役バリバリの全日本選手でした!
これまでの自分の認識とあまりに違うので
混乱しないように、一つひとつ整理します。
まず第一に 大回りと小回りは全くの別物 でした。
大回りと小回りはターン弧が異なるだけの
全く同じものだとの考え方もありますが
自分としてはとても違和感がありました。
今回、全くの別物と分かって
とってもスッキリしました。
そして 全てに共通 する事は踵(かかと)を強く踏む事!
まず 大回り は
自分の感覚では
スキーの非常に近くに重心を落します!
自分の滑りは、よく内倒しがちと言われましたが
ターンの内側への重心移動が多すぎて
結果的に内倒していました。
ノーストックで膝を抱え込み、低い姿勢で
ターン内側のスキーのすぐ内側に重心を落し
外足の踵を強く踏ん張って
外側のスキーを走らせる、バリエーショントレーニングが
とっても有効でした。
踵を強く踏むとその分だけ外側のスキーが走ります。
つま先を踏むとその分だけ抵抗になり
スキーは走りません。
そのまま伸びずに、低い姿勢で
次のターンの内側の膝を抱え込み
内側スキーのすぐ内側に重心を落とす。
この繰り返しです。
バリエーションでは上手く行っても
ストックを持つとイマイチなのは・・・
練習が必要です。
そして 小回り は
自分の感覚ではメチャクチャ後傾でズレズレです!
自分の滑りは、上体が突っ込み過ぎで
被ってました。
正しい滑りはズレズレですが
スキーをずらすのは自分の前だけです。
斜め前にズラすだけ!
自分の前180°の半円の中だけでスキーを操作します。
感覚的には後傾でも
上体が真下向きに固定されていれば
後傾ではない様です。
上体がスキー進行方向にローテーションしてしまうと
膝を抱え込んだ分だけ上体がうしろなので後傾です。
当然ストックを突く位置は
スキーのテール寄りです。
そして、踵を強く踏めば踏むほど
スキーは横向きに走るので
谷への重心移動が楽になります。
重心が谷側に移動すれば、スキーのトップは
次のターンのインエッジが噛むので
スキーは勝手に方向が変わります。
このあと次のターンの外足の踵を強く踏むと
スキーが余計に強く帰ってくるので
次の重心移動が楽になります。
自分ではズレズレのつもりでも
スキーは横への走りがある分だけ、真下には落ちず
斜め下へのずらしと
横への走りのベクトルの合成は
綺麗なターン弧になります。
ズレズレの滑りでも結果的に
見た目のシルエットは
美しい弧を描きます。