GPファイナル
2017-12-10 10:39:300 Comments
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日本の名古屋で開催された
GPファイナル日本の優勝なし。
男子は宇野昌磨選手がフリーで1位を取るも
ショートが響いて総合で2位。
優勝したロシアのチェンにはわずかに及ばず
ざんね〜ん!
ショートでタイムオーバーの
ペナルティーを科される失敗。
全てを次に生かしてください。
残念だったのは、怪我の羽生結弦。
出ていれば、ダントツの優勝候補。
まあ、ギリギリの凌ぎあいをするトップ選手達。
リスクを冒さなければ、優勝はできません。
攻めた結果の怪我なので
次に生かしてください。
心配なのは、ピヨンチャン五輪に間に合うか?
早く治してください。
女子は、今年シニアデビューしたばかりの
ロシアのザギトワが優勝。
2位もロシアのソツコワ。
日本は15歳の紀平梨花が4位入賞。
日本の層の厚さを示しました。
ロシアはGPファイナルでのアベック優勝で
ロシアの存在感をアピールしました。
ところで、女子でも
優勝候補のメドベージェワが怪我で欠場。
男子も女子も、ダントツの優勝候補が
怪我で欠場するGPファイナルとなりました。
せっかくの日本開催のGPファイナルなのに!
どのスポーツもそうですが
科学的な研究が進み
急激にレベルアップしています。
体操では鉄棒で世界最高難度となる
I難度のミヤチを武器に
世界に挑戦する宮地秀享選手。
昨日、NHKが特集していました。
彼は、大学の卒論で
技を10の局面に分析。
この研究から、鉄棒の離れ技では
離れる瞬間の親指の動きに着目。
この研究の成果で、大学院生の今年
無名の選手が突然、世界に衝撃を与えました。
陸上の室伏選手も、理論的研究で
超ロングライフのトップ選手でした。
スケートでも、様々な研究が進み
人間の限界は6回転と言われているそうです。
限界を追及するのも勝負ですが
男女とも、世界のトップが揃って
怪我で欠場した今回のGPファイナル日本大会。
そろそろ、限界の追及から
日本の体操の様な、美しさを追及する争いに
方向転換を考える時期かも知れません。
トリノ五輪では、荒川静香選手が
自分の表現にこだわって
点にならないイナバウアーを入れて
大観衆の喝采を浴びて金メダルを取りました。
ところが、バンクーバー五輪では
プルシェンコが唯一4回転を決めても
評価が低く、銀メダルに終わりました。
その後の、レギュレーション改正で
今度は、高回転競争が始まりました。
人間の限界は6回転でも
それを実現するまで
高回転競争を続ける必要はありません。
今でも、プロでは許されている縦回転は
アマチュアでは、禁止されています。
選手の安全のためです。
縦回転を認めてしまうと
フィギュアスケートではなくて
体操になってしまいます。
もっと安全に、高回転競争が出来るように
研究が進むまで、とりあえず
別の評価に重点を置くよう、そろそろ
レギュレーション検討の時期のような気がします。
ルールが変れば、選手達はルールに合わせて
探求方向を変えます。
安全でレベルの高い競争が求められています。
世界の偉い人、考えてみてください。