本庶教授ノーベル賞
2018-10-02 09:52:280 Comments
ブログカテゴリ
院長日記 健康、美容 長野市界隈 グルメ 頭の体操 あしたのために 笑い 旅
昨日 京都大学の本庶佑特別教授が
ノーベル医学生理学賞を受賞しました!!!
免疫学は日本の得意分野で
その中でも、免疫抑制機能の PD−1
と言う、特殊なタンパク質の研究が
評価されたそうです。
この研究を発展させた オプジーボ と言う
癌治療薬が、画期的な薬で
抗生物質の発見以来の
医学界の大発見だそうです。
元々、免疫細胞は
免疫機能を強化するスイッチと
免疫機能を抑制するスイッチがあるそうです。
機能強化の研究が世界の主流の中
本庶教授は、がん細胞が
免疫細胞の機能抑制スイッチを入れて
免疫の攻撃からがん細胞を守っている事に着目。
この機能を応用して、がん細胞に
抑制スイッチを押させない研究を進めたそうです。
その成果が、特殊なたんぱく質
PD−1 の発見で
これの応用が 画期的な癌治療薬の
オプジーボ だそうです。
これまでにない、がん治療の新分野の開拓が
高く評価されたそうですが
同じ京大の山中伸弥教授のiPS細胞同様
応用範囲が、極めて広範囲である事が
特徴だと思います。
免疫抑制研究 と言う事は
リュウマチなどの 膠原病(こうげんびょう)にも
適用範囲が広がる事も期待できると思います。
膠原病は、自分の免疫細胞の暴走で
自分の免疫が
自分の体を攻撃する病気です。
がん研究は、ニーズの高い研究なので
その成果が評価されての受賞でした。
しかし、膠原病も重要課題の一つです。
がん と 膠原病 両方に 応用可能な基礎研究
となれば、人類初の大発見!
と呼べるかも知れません。
医学生理学賞 と 化学賞 更には 物理学賞
将来 三つのノーベル賞受賞者 になるかも!?
じつは、既に免疫活性化スイッチに蓋(ふた)をする
PU−X が研究されてたりして?!
とにかく、無限の可能性を秘めた研究の様です。