カイロ屋岩岳

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昨日　台湾の李登輝元総統の弔問所が設置されました。

７月３０日に急逝した、台湾の李登輝元総統。

近々、日本を訪問するとのニュースがあったばかりでした。

楽しみに待っていたのに、残念です。


京都大学に留学経験ありで、親日派としても知られた李登輝元総統。

台湾民主化の父と呼ばれ、長きにわたって台湾を導きました。


９７歳ですから、大往生と言えるでしょうが

中国の独裁化が心配される中、最重要人物でした。


まあ、今の台湾の蔡英文総統も

李登輝さんの弟子筋だそうですから

その血は、脈々と受け継がれています。

もっとも、今の台湾の政治家で

李登輝にかかわらない人はいないでしょう。


僕の、初めての海外旅行は台湾でした。

まだ社会人４年目の時で

会社の社員旅行の幹事をやらされた時でした。


日本語ペラペラの現地ガイドのおじいちゃんにも親切にして頂きました。


そのおじいちゃんに聞いた話です。

日本が敗戦後、天皇制廃止　が議論された時

戦後統治のためには、天皇制は残した方が良い。

とマッカーサーに進言したのが、李登輝さんだったそうです。


そんな事もあり、日本の古い政治家で

台湾に行けば、李登輝まいりをする人も多いとか。

これからは、本当に李登輝さんの墓参りになってしまいました。


民主主義を大事にし、自身が初の民間選挙で選ばれた総統となり

台湾の民主化に、多大な功績を残した李登輝さん。

安らかにお休みください。