玉璽(ぎょくじ)
2020-10-05 10:37:470 Comments
ブログカテゴリ
院長日記 健康、美容 長野市界隈 グルメ 頭の体操 あしたのために 笑い 旅
いま 河野大臣がハンコの廃止を訴えています。
日本古来の文化、印鑑。
もともとは、中国から伝わったもので
玉璽(ぎょくじ)は、中国では皇帝の証として
公文書に押印されるものでした。
日本では、天皇の権威の象徴とされるのは三種の神器。
でも、公文書には押印や
花押(かおう)という日本版のサインが一般的です。
文化に根差すものなので
それが突然無くなると、困る人たちも大勢います。
印鑑は三文判でも、一つ一つが手彫りで
微妙にずらして作っており
同じものは二つと無いそうです。
銀行印でも
似ていても鑑定の結果が違っていれば使えません。
よく、印鑑が欠けると縁起が悪いので作り直す。
と言う人もいますが、逆にそれが本物の目印になるからと
そのまま使う人もいる、と聞きます。
1個100円の三文判でも使えるけど
大量生産のシャチハタだけは使えない
と聞いたことがあります。
それでも、便利にシャチハタを多用している人も大勢います。
まあ、印鑑の信頼度がその程度なら
廃止しても影響は少なそうですが
そのかわりに、サイン(花押)鑑定の意味が重要になってきます。
筆跡鑑定技術が進まないと、印鑑廃止は難しいでしょう。
良くも悪くも、日本の文化の印鑑。
河野大臣の、健闘を祈ります。