カイロ屋岩岳

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ノーベル賞候補とまで言われた

ＳＴＡＰ細胞がいま存亡の危機にひんしています。

韓国でも同様の事件がありましたが

日本もなのか？

政治的な意図が働いているような気もしますが

真相は闇の中。


佐村河内（さむらごうち）さんの楽曲の

ゴースト ライター事件の直後だけに

何となくタイミングが良すぎます。

いづれにしても

論文につけ込まれる落ち度があったのは事実でしょう。



事の真相はまだ分かりませんが

僕のサラリーマン時代の経験　を思い出しました。


当時、常駐していた駐在所から

本社への出張報告の時の事です。

報告する相手は、キレ者の

呼び声高い、本部長。


彼に報告する時は、色々突っ込まれると

皆さん緊張するみたいです。


僕は初めてだったので、何も気にせず

資料に沿って、淡々と説明していました。


ふと彼が一枚の絵に興味を示し

あれこれ質問して来ます。

答えていくと、なお一層いぶかしげな顔に！


実はこの絵

プラスとマイナスが逆で

ほかの絵との整合が取れていません。


正しいものと差し替えれば良いだけの事ですが

僕はそれを怠りました。


最後に、絵が違っている事が分かると

彼はとてもスッキリした顔で

彼の興味はもう別のところに飛んでいました。


僕の手抜きを指摘する様子など

微塵もありません。


実はこの本部長さん

ただの頭の回転がとてつもなく早い

子供のように純粋で

好奇心旺盛な技術者だった

ただそれだけの事でした。


おそらく、周りの人が突っ込まれると思っていたのは

いつ何を追求されるかと

ヒヤヒヤ報告していたからでは？

僕が突っ込まれたと思わなかったのは

それだけ図々しいからでしょう。


でも、この件以降報告書の手は抜かなくなったので

指導効果は絶大でした。

さすが本部長！