小石丸
2014-05-24 08:11:220 Comments
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先日ブログで、長野市善光寺の池にある
2000年前の蓮がピンチだ! と
善光寺の蓮と亀 に書きましたが
その後が心配です。
池の前の大賀蓮の説明看板
大賀一郎博士が発見した2000年前の
蓮の種子を発芽させたそうです。
大賀蓮がある善光寺の池
亀から守るため、柵の中です。
大賀蓮の敵のカメ
鯉と一緒に泳ぐ亀、この亀は柵の外です。
いつ役に立つかは分かりませんが
2000年前なら、間違いなく
日本の古来種でしょう。
古来種と言うと
美智子皇后陛下 に守られた蚕
『小石丸』の話を思い出します。
日本の古来種である小石丸は
上質な繭(まゆ)が取れる反面
量産に不向きなため、自然に作られなくなり
小石丸の養蚕は
皇室でのみ継続されてきたそうです。
それが、時流に合わないと
廃止が検討された時
美智子皇后陛下が廃止に疑問の発言をされ
継続が決定し、現在に至っているそうです。
その後、平成5年からの奈良正倉院の
文化遺産の改修事業で
上質な繭の必要が生じ
小石丸が日本文化の復活に
貢献したそうです。
これがきっかけとなり
今では最高級蚕として
全国で養蚕されているそうです。
長野県はリンゴで有名ですが
リンゴの前は蚕でした。
無縁の話ではありません。
古いものを何でも守れば良い
と言うものでもありませんが
2000年前の善光寺の蓮も
途絶えない事を祈ります。
せめて、種だけでも保存してあるのかな〜?!