規制緩和?
2020-05-08 17:38:440 Comments
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一昨日 政府は新型コロナ対策で受診の基準を見直しました。
これまで 37度5分以上の発熱が4日以上
としていた受診基準を見直しました。
遅すぎたと思います!
もっと早く見直していたら、岡江久美子さんは助かったかも知れません。
やっと新規感染者数が減少傾向になったので、基準を緩めても大丈夫!
との判断があったのかも?
実際に、どこかで歯止めを作らないと
無制限に受診されては、それだけで医療崩壊を招きかねません。
制限したくなるのは分かりますが、あまりに厳しい基準でした。
日本人は無理な制限を課されても、真面目に守ります。
それで医療崩壊を防いだ側面と、助かる命を守れなかった側面と
僕は両方あると思います。
同じことは、台風19号の復興にも言えます。
国土交通省は、ボーリング調査の結果だけで
鋼矢板工法を不要と判断して
既に千曲川決壊箇所の復旧工事を始めてしまいました。
この問題は、先日SBCスペシャルでも放送されました。
問題の本質は、立ヶ花がボトルネックとなり
千曲川上流が災害ダム化している事実を無視している事です。
根本解決は、立ヶ花の拡張以外にはありません。
しかしそのためには、下流域全域での治水対策が完了している事が前提です。
立ヶ花上流の決壊が防げても、下流の災害が増えたのでは意味がありません。
尽きるところ、立ヶ花上流は増水時のダム機能を求められている事です。
この事実を無視して、一般的なボーリング調査のみで
既にダム化して、他より強化が求められる上流側の補強工事の重要性を
考慮していない事こそが、大問題です。
SBCの放送では、浸透が起きている事をうかがわせる現象を
複数の住民が目撃していましたが
千曲川河川事務所ではその事実を把握してないそうです。
そんな中でくだされた、鋼矢板工法不要の判断。
異常気象で、毎年どこかで100年に一度の災害が起きている日本列島。
今回の災害でも、亡くなった人がいます。
次また同じ災害が起きるのは、今年かも知れません。
その時、政府は想定外と言い切るのでしょうか?