北電が連休中の自然エネルギー発電制御要請!
2022-04-27 09:00:040 Comments
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昨日 北海道電力が連休中の自然エネルギー発電の
制御を要請の可能性あり! と発表。
日本の電力会社の周波数安定性は、極めて安定です。
その安定性のお陰で、精密機器の制御が上手く行っており
世界的にも良質の安定電力の供給ができてます。
しかし、昨今の自然エネルギー発電が上乗せさると
周波数の安定性が揺らぎます。
自然エネルギー発電が不足すると、周波数は下がり
自然エネルギー発電が過剰だと、周波数は上がるそうです。
連休中は、多くの工場が休業し
太陽光発電や風力発電は、強すぎると発電し過ぎる事があり
相対的に、電力過剰となります。
自然エネルギー発電が上乗せされる前でも
純粋な電力の需給バランスを取るのは難しく
僅かに発電し過ぎていて、余った電力をモーターの空回しで消費して
調整していました。
しかし、自然エネルギー発電の総量が増えてきて
それでは調整しきれずに、今回の要請となった様です。
現在でも、余った電力を揚水発電用の
水をくみ上げる事で電力消費している様ですが
将来的には、余った電力を
直流のままバッテリーに充電する技術も課題です。
電力の安定性で言うと
じつは、日本でも瞬間的な停電
いわゆる瞬停は頻繁に起きており
ビルなどの管理者では、異常を検知する度に
電力会社に問い合わせをするそうです。
それでも日本の安定した電力を得るために
工場の海外移転が進む中でも、精密機器は日本工場で!
と言うのが、現在の状況です。
そこに起きた、今回の問題。
技術が進むと、色々な問題が起きます。
自然エネルギー発電業者は、電力会社と事前の契約で
電力調整の契約もしているでしょうから
無いに越したことはないけど、協力要請があれば従うでしょう。
でも、頻発すれば業績にも影響します。
東日本大震災以降
進めてきた自然エネルギー発電の推進にも影響します。
難しい問題がまた一つ、頑張れ日本!