おばあちゃん孝行の孫娘:頭の体操(回答)
2021-10-02 10:12:040 Comments
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昨日の 頭の体操の回答です。
35人のクラスの中に同じ誕生日が一組以上ある確率は
約81.4383%です!
そんなに多いの〜!?
問題は、同じ誕生日が一組以上ある確率、ですが
これを、同じ誕生日が全くない確率と読み替えます。
先に、同じ誕生日が全く無い確率を求めておいて
後で100%から、その確率を引けば
同じ誕生日が一組以上ある確率が出ます。
まず最初に、クラスの中から最初の一人を選びます。
その子の誕生日が、1年365日のどれかである確率は
365 / 365 = 1
つまり 100% です。
最初の一人の誕生日が、365日のどれかである確率は 100% 。
当たり前です!
次に、二人目を選びます。
その子の誕生日が、一人目と違う確率は
365日 から一人目の誕生日を引いた 364日です。
この二つが同時に起こる確率は
( 365 / 365 ) × ( 364 / 365 )
次に三人目の子を選んで、同様に計算すれば
三つが同時起こる確率は
( 365 / 365 )
× ( 364 / 365 )
× ( 363 / 365 )
これを35人目まで続ければ
35個が同時に起こる確率は
( 365 / 365 )
× ( 364 / 365 )
・
・
・
× ( 330 / 365 )
これを計算すると 約0.185617 です。
即ち、35人のクラスの中に同じ誕生日が全く無い確率は
約18.5617% です。
これを 100% から引いた
約81.4383% が回答です。
気の利いた姪っ子には、同じ誕生日の従妹(いとこ)がいましたが
僕の母の姉(伯母)と、その従兄に当たるおじさんも
誕生日が一緒でした。
お二人とも、今はもう亡くなりましたが
伯母が入院中に、この事実を知った僕は
はとこの了解を得て
誕生日に、伯父さんと一緒に伯母を見舞い
病室で、いとこ同士のお二人の誕生日を祝いました。
結局、これがお二人とっては
二人揃っての最後の誕生日でした。
今回、計算してみて30人程度の集団には
誕生日がダブっている人が、かなりの確立でいる事が分かりました。
考えてみれば、小学校で2回
中学、高校、大学で各1回
強制的にクラス替えを経験します。
社会に出て、同じ部に約30人がいるとして
その中に誕生日がダブル人がいるのが当たり前!
ただ、自分が当事者になる確率は低いので
意識しないだけだと思います。
確立を計算すると、色々な事が見えてきます。
ちなみに、僕は小学校の時
クラスに自分と同じ誕生日の友達がいました。
当事者になる確率を計算したら、きっと低いだろうなぁ〜!
同じ事が 大腸がん検診でも行われています。
1回の検査でがんが発見できる確率は50%!
そんなに低いの〜?
と思うかも知れません。
でも、通常1回の検査で二日分の検体を提出します。
それだけで 0.5 × 0.5 = 0.25
つまり、がんを見逃す確率は 25% です。
これを5年間続ければ、年2個づつ検査をするので10回の検査。
2の10乗、つまり1024分の1です。
即ち、がんを見逃す確率は 0.1%未満 です。
大腸がんは成長が遅いため、発生から2〜3年以内に見つかれば
確実に完治するそうです。
たとえば、発生から3年以内のがんを見逃す確率は
2の6乗分の1 つまり 64分の1 です。
がんを見逃す確率は 2%未満 です。
毎年の継続した大腸がん検診が如何に重要か と言う事です。
ちなみに、僕も毎年やってますが
1回で2個の検体を提出するので、1個目はうんこの表側を
2個目はうんこの裏側を擦って、検体を提出しています。
擦るのは、出来るだけ広い範囲です。
少しでも、発見確率を上げるための工夫です。
皆んさんも、毎年大腸がん検診を受けましょう!