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頭の体操の解答 おならをすると体重は増えます
理屈の上では、そうなります。
おならは、空気より密度が低く軽いので、上に登ります。
つまり、おならは空気に対して浮力があります。
おならをすると、出口の肛門より高い位置にある鼻でニオイを感じます。
体全体は、空気より重いので絶対に浮き上がりはしません。
しかし、おならだけなら空気よりも軽いのです。
空気よりも軽いおならを含む、体全体では、おならの浮力の分だけ
平均的な体重は、僅かに軽くなっている筈です。
おならをすると、その軽い部分だけを限定して放出します。
おならで得ていた浮力だけが失われる分、体全体の平均的な重さは増します。
つまり、体重は 何ミリグラムかだけ 増える筈です。
これが解答です。
ちなみに、おならのニオイは、消化発酵の過程で出るメタンですが
おならの体積の大半は、食事のとき口から入った空気だそうです。
おならの良く出る人は食事をするとき、ゆっくりよく噛んで食べると
おならが減るかもしれません。
試して見てください。
船が水に浮くのも同じ理屈です。
水の比重は 1 です。
船をつくる鉄の比重は 1 よりははるかに大きく、鉄は水より重いです。
しかし、鉄の器で作った船全体では、水より軽い空気が含まれます。
この空気の体積が多ければ多い程、平均的な密度が下がり軽くなります。
船全体の平均的な密度が 1 よりも低くなれば、船は水に浮きます。
むかし、メタンハイドレートが大量放出される海域で船が沈んが事件がありました。
のちの調査で、メタンハイドレートの気泡を大量に含んだ海水の比重が大きく下がり
相対的な船の浮力が不足して沈んだ事が分かりました。
たしか NHKの検証実験 でプールに浮かべた、船の模型が沈む実験。
プールの底から空気の泡を大量発生させて、本当に船の沈む映像が放映されました。
ということは、逆に重い海水の死海では、通常に設計された船を浮かべると
浮力が強すぎて、重心が上がり、転覆してしまうかも?
転覆してしまえば、横(船の上側)から空気の部分に水が入り
浮力を失った船は、やがて沈みます。
運よく、転覆しても逆さまになれば
船底の空気の浮力で浮くかもしれませんが。